裕子の小説置場☆
千葉の浦安に住むという巨大ネズミを探しに、旅に出た私……
『ネズミに会いに』を最初から読む
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千葉の浦安に住むという巨大ネズミを探しに、旅に出た私……
『ネズミに会いに』を最初から読む
ゴソスケはよく家を抜け出しては、どこからともなく、ボロボロになった革靴だのテニスボールだのを拾ってきた。
そして自慢げに、それら戦利品を私の前に置いては、尻尾を振りながら顔を見上げたものだった――
「フフッ、ゴソスケみたい」
私はつい、口に出してしまった。
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