裕子の小説置場☆
千葉の浦安に住むという巨大ネズミを探しに、旅に出た私……
『ネズミに会いに』を最初から読む
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千葉の浦安に住むという巨大ネズミを探しに、旅に出た私……
『ネズミに会いに』を最初から読む
ストローをくわえ、先端をお湯につけて、静かに息を吹き入れた。
ブクブクブク――
毎晩、湯船に浸り、こうして息を吹き入れるたびに思う。
ちっぽけな私――たとえ小さな泡粒すぎない存在でも、私が起こしたかすかなさざ波は、きっと世界の果てまで――
あ、クラッときちゃった。
さっさと上がろう。
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