裕子の小説置場☆
千葉の浦安に住むという巨大ネズミを探しに、旅に出た私……
『ネズミに会いに』を最初から読む
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千葉の浦安に住むという巨大ネズミを探しに、旅に出た私……
『ネズミに会いに』を最初から読む
私は投げ出したままの両脚を引き寄せ、正座した。
背筋を伸ばし、まっすぐ天に向かって両手を振りかざす。
「ほんとうに、危ないところをありがとうございました」
私は大家さんに向かい、敬虔な面持ちで礼を告げると、そのままなんども、ひれ伏しては両手を頭上に掲げることを、繰り返した。
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