裕子の小説置場☆
千葉の浦安に住むという巨大ネズミを探しに、旅に出た私……
『ネズミに会いに』を最初から読む
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千葉の浦安に住むという巨大ネズミを探しに、旅に出た私……
『ネズミに会いに』を最初から読む
「ごめんなさい、おかあさんの宝物だったわよね」
私は、ストローの束と爪楊枝のケースを母に返した。
「あはは、宝物だなんて。 さっきから、おかしなことばかり言うわね」
母はそれらを受け取ると膝の上に置き、コソコソとなにかしだした。
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